2007年03月06日

想い出の後ろ姿

「・・・ジジ?」にゃんこ居酒屋のカウンターには、黒にゃんこが座っているのでした。あきにゃんは遠くから眺めるだけで動くことができません。あきにゃんの他に唯一ジジを知っているルルが暖簾をくぐりました・・・。
夕方、あきにゃんが共和国をお散歩していると、昔の想い出に焼き付いている黒にゃんこの姿を見つけました。ジジ・・・着ぐるみ世界で、にゃんこ隊があきにゃんの家族になる前、片時もそばを離れずに暮らしていた弟・・・。彼は着ぐるみ世界で恐ろしい病にかかり、彼女に看取られながら虹の橋へを旅立ったのです。赤い首輪をあきにゃんの許に残したまま・・・その弟が共和国にいた!?お散歩しながら遠目に見ただけなので絶対とは言い切れません。でも、でもあの黒い毛並みとややとがった瞳。共和国の住民になると、それまでの記憶は失われてしまいます。彼にあきにゃんの記憶はないかもしれません。しかしあきにゃんの腕には彼のぬくもり、彼との時間、彼のすべてが残っています。一度部屋に帰った彼女は、ルルと一緒にジジを探し回るのでした。公園、こたつドーム、レストラン街、住宅地、オフィス街、野原・・・月は高く、空には無数の光が瞬いています。「もう、今夜は戻ろうよ」ルルがあきにゃんを心配して声をかけ、あきにゃんも悔しそうにうなずくしかありませんでした。せめて何か食べてから帰ろうと2猫でにゃんこ居酒屋の前に立った瞬間。

ニックネーム かつぶし at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする